説明文
接続語の後ろに、大事な内容
接続語を読み解けると、語と語・文と文・段落と段落のつながりが見えてきます。
- 順接: だから、したがって、それで
- 逆接: しかし、だが、けれども
- 並立・添加: また、さらに、なお、しかも
- 説明・補足: つまり、すなわち、例えば
- 対比・選択: または、もしくは、それとも
- 転換: では、さて、ところで
文脈をとらえる3要素
- 指示語・接続語に注意してよく読む。
- その文が「事実文」なのか「意見文」なのかを見きわめる。
- 段落構成を意識して読む。
設問文は解答のヒント
「何を聞かれているのか/何を答えればよいのか」を読み取ります。
- どんな? → 様子を答える
- なぜ? どうして? → 理由を答える(「〜から」と答えるクセを)
- どのように? → 手段を答える
- どこ? → 場所を答える
問題のルールを守って解答
- 字数指定(○○字以内):80〜100%の文字数で書く。
- 「一文で」「一続きの二文で」:句点(。)までが一文。
- 「書き抜きなさい」:文章どおりに、一字一句変えずに書く。
物語文
場面をとらえる
①いつ/②どこで/③だれが/④どうした を正確にとらえます。登場人物は印をつけながら読み、セリフは誰のものかを確認します。
心情・感情の3つの表現方法
- 直接表現: 「うれしい・楽しい・悔しい・さみしい」などそのまま。読み取りは易しい。
- 間接表現(動作・表情): イメージしやすく、難易度は中程度。
- 動作の例: 頭を抱え込んだ → 悩み/涙を流した → 悲しみ
- 態度・表情の例: 笑顔になった → 喜び/そわそわしている → 不安
- 間接表現(情景描写): 一番難しい。文章を読み慣れていないとイメージが難しい。
- 例:雲ひとつない青空の日に旅に出た → 期待
- 例:帰り道、家の方向には厚く重そうな雲が広がっていた → 不安
随筆文
随筆文とは
「随筆」の「随」は「したがう」という意味。体験したことや見聞きしたことをもとに、感想や考えを筆にしたがって(筆が動くままに)書きとめた文章です。説明文に近いもの、物語に近いもの、人生について語るもの、紀行文(旅の記録)など、いろいろな種類があります。
事実と感想の組み立て
前半が事実、後半が感想・考え、というつくりが多いです。
例) 通学途中、道端でタンポポを見つけた(事実)→ もう春が近い。都会でも四季を感じられるんだ!(感想・考え)
感想・考えは事実から導かれるので、まずは事実を正確につかみます。
読むときの心がまえ
随筆文は筆者の素直な感想・意見が書かれているので、自分と違う考えでも素直に読み取りましょう。大人向けに書かれて比喩や巧みな表現が使われた文章は難しく感じますが、自分の経験や語彙が増えることで理解できるようになります。
詩
主題のとらえ方
- 情景を読みとる: 季節・時間・素材から、詩全体の場面をつかむ。
- 作者の関心をつかむ: 題材、繰り返されている言葉、工夫された表現に着目。
- 心情表現に着目: 作者の心情がそのまま表現されている言葉を探す。
- 感動の中心をつかむ: ①〜③をふまえて、作者の感動の中心(主題)をつかむ。
詩の種類と表現技法
種類:定型詩/自由詩/散文詩。
表現技法:直喩、隠喩、擬人法、反復法、倒置法、体言止め、対句(小5の詩を参照)。
入試での出題
詩は答えが複数になりやすく問題が作りにくいため、中学入試での出題は多くないですが、特定の学校では頻繁に出題されます。志望校の過去問は必ず確認しましょう。詩そのものの鑑賞ではなく、詩の解説文の読解として出されることもあります。
短歌・俳句
短歌のきまり
形式:五・七・五・七・七の5句31音。「字あまり」「字たらず」もあります。
句切れ:「や・かな・けり」などが目印。
表現技法:比喩、倒置法、擬人法。
俳句のきまり
形式:五・七・五の17音。
季語:1句に1つ、季節を表す言葉を入れます。新暦と旧暦では季節のイメージが違うので、確認しておきましょう。
- 春(旧暦2〜4月): 如月、穀雨、清明、朧月、入学
- 夏(旧暦5〜7月): 初夏、卯月、水無月、五月雨、西日
- 秋(旧暦8〜10月): 夏至、水無月、名月、三日月、七夕
- 冬(旧暦11〜1月): 神無月、雪、冬至、寒、節分
切れ字:「や・かな・けり・ぞ・よ」など。
鑑賞のポイント
- 情景をとらえる: 俳句の季語からまず季節を読みとり、情景をつかむ。短歌は季語こそないものの、季節を表す言葉に注意。
- 感動の中心をとらえる: 句切れ・切れ字に注目して、作者が何に感動しているかをつかむ。
