保護者・生徒の方向けの学習のポイント集です。学校で学ぶ範囲ごとに、押さえておきたい学習のポイントをまとめています。
説明文
最初にタイトルを確認
説明文のタイトルは、文章の一番短い要約です。読み始める前にタイトルから「どんな内容かな」とあたりをつけておくと、本文がぐっと読みやすくなります。例:「うなぎの謎」→ うなぎの体や生活について書かれた文章。
指示語
指示語と、それが指している言葉は必ずイコール。指示語の部分に元の言葉を入れて意味が通じるか確かめる練習を続けると、読解力が上がります。
- これ・それ・あれ: 指す言葉は 指示語より前。
- この・その・あの: 指す言葉は 指示語の直後。
接続語の使い分け(後ろに大事な内容)
- 順接: 前→原因、後→結果。だから、したがって、それで
- 逆接: 前と逆のことが後にくる。しかし、だが、けれども
- 並立・添加: 並べたり、付け加える。また、さらに、なお、しかも
- 説明・補足: 後に説明や例示。つまり、すなわち、例えば
- 対比・選択: または、もしくは、それとも
- 転換: 話題を変える。では、さて、ところで
要約を繰り返す
「〜だろう」「〜と思う」(意見)と「〜です」「〜だ」(事実)の文を、接続語でつないで自然な流れにすると、要約ができあがります。要約の練習は読解力を伸ばす一番の方法。
物語文
場面をとらえてイメージ
①いつ(時間・時代)/②どこで(場所)/③だれが(登場人物)/④どうした(行動)を正確にとらえながら読みます。登場人物は、慣れないうちは印をつけて。セリフは誰の発言かを必ず確認します。
心情の間接表現に注意
気持ちは直接書かれず、動作や態度・表情で表されることが多いです。
動作で表す例:
- 頭を抱え込んだ → 悩み
- 友達との別れに涙を流した → 悲しみ
態度・表情で表す例:
- 思わぬプレゼントに笑顔になった → 喜び
- 自分の順番がいつくるかとそわそわしている → 不安
※文脈によって例の通りにならないこともあるので、本文をよく読んで判断します。
随筆文
随筆文とは
「随筆」とは「筆にしたがう」という意味。体験したことや見聞きしたことをもとに、感想や考えを、あまり手を加えずに書きとめた文章のことです。
話題・主題を読み取る
- 前半が事実、後半が感想・考え、というつくりが多い。何度もくり返されることもある。
- 事実:「私は〜を見た」「〜ということがあった」
- 感想・考え:「私は〜と思う」「〜することが必要だ」「〜べきだ」
- 感想・考えは事実から導かれるので、まずは事実を正確につかむ。
筆者の感想・考えの見分け方
- 事実: 「〜だ。」「〜である。」
- 考え: 「〜と思う。」「〜と考える。」「〜に違いない。」「〜だろうか。」「〜たい。」
自分と違う考えだったとしても、素直に読み取ることが大切です。
詩
作者の心情を読み取る
詩で読み取る中心は作者の心情です。次の3つに着目します。
- 作者の心情が表れている言葉をおさえる
- 表現に工夫が凝らされているところに着目し、表現効果をつかむ
- 情景・心情表現・表現技法に着目し、主題を読み取る
詩の種類
- 定型詩:各行が同じ音数で、一定のリズム
- 自由詩:音数や行数にとらわれず自由
- 散文詩:普通の文章のように書かれた詩
表現技法
- 直喩: 「ようだ」を使ってたとえる。例「ひまわりのような笑顔」
- 隠喩: 「ようだ」を使わずたとえる。例「彼女は皆の太陽だ」
- 擬人法: 人間でないものを人間にたとえる。例「風が騒いでいる」
- 反復法: 同じ言葉を繰り返して強調。例「赤い、赤い、とにかく赤い」
- 倒置法: 順序を逆にして印象を強くする。例「走った、僕は」
- 体言止め: 名詞で終わらせて歯切れをよくする。例「これが、父がくれた自転車」
- 対句: 対応する語を並べて調子をつける。例「空は高く、海は広い」
短歌・俳句
短歌のきまり
形式:五・七・五・七・七の5句31音。音数が多いものを「字あまり」、少ないものを「字たらず」といいます。
句切れ:意味の切れ目になるところ。「や・かな・けり」などが目印になります。
表現技法:たとえ(比喩)、倒置法、擬人法など。
俳句のきまり
形式:五・七・五の17音。
季語:原則として一句に1つ、季節を表す言葉を入れます。
- 春(旧暦2〜4月): 雪どけ、うぐいす、つばめ、桜
- 夏(旧暦5〜7月): 五月雨、梅雨、青菜、新緑
- 秋(旧暦8〜10月): 月、天の川、もみじ、とんぼ
- 冬(旧暦11〜1月): みかん、霜、落葉、雪、たき火
切れ字:意味の切れ目に使う言葉。「や・かな・けり・ぞ・よ」など。
鑑賞のポイント
- 情景をとらえる: 季節・場所・天候を表す言葉や表現技法に注目して情景を想像する。
- 感動の中心をとらえる: 句切れや切れ字に注目して、作者が何に感動しているかをつかむ。
