保護者・生徒の方向けの学習のポイント集です。学校で学ぶ範囲ごとに、押さえておきたい学習のポイントをまとめています。
小説
中1・中2で学んだ4ステップ(場面・人物・心情・主題)を踏まえ、中3では主題を自分の言葉でまとめるところまで深めます。
主題のとらえ方
- 登場人物の精神的成長がテーマになることが多い。
- クライマックス(やま場)にヒントが集中する。
- 象徴的な場面・物・言葉に注目する。
入試問題での記述対策
「○○字以内で書きなさい」型の記述問題は、本文の表現を引用+自分の言葉で補足する形が基本。設問で問われている要素(理由・心情・対比など)を必ず文中に入れる。
説明文・論説文
入試レベルでは、抽象的な主張を具体例で支える論理構造の文章が多くなります。
読解のポイント
- 抽象 ⇄ 具体 の往復(具体例から主張を引き出す)
- 対比構造(Aに対してB)から、筆者の立場を判断
- 「しかし」「だが」のあとに筆者の主張が来ることが多い
- 結論は最初か最後か、双括型かを見極める
要旨をまとめる
具体例や細かい説明は省き、筆者の中心的な考えを、本文の言葉を使って簡潔に。「〜と筆者は考える」「〜が必要だ」のような形でまとめると整います。
随筆
中3レベルの随筆は、人生観・社会観など抽象的なテーマを扱うことが増えます。筆者の体験 → そこから引き出される普遍的な気づき、という流れを意識して読みましょう。
詩
中3では、象徴の読み取りに力を入れます。
象徴とは、抽象的な意味を具体物に込めて表すこと。例: 「光」が「希望」を、「闇」が「絶望」を象徴するなど。詩中の物事が「何を象徴しているか」を読み取ると、主題に深く迫れます。
短歌・俳句
中1・中2の知識をもとに、近現代の歌人・俳人の作品にも触れます(与謝野晶子、石川啄木、正岡子規など)。それぞれの時代背景と作者の生き方を結びつけると鑑賞が深まります。
古文
主要古典
- 『万葉集』: 日本最古の歌集。額田王、柿本人麻呂、山上憶良など。
- 『古今和歌集』: 平安初期。紀貫之の仮名序は古典評論の代表。
- 『新古今和歌集』: 鎌倉初期。藤原定家など。
- 『源氏物語』: 紫式部、平安中期の長編物語。
- 『奥の細道』: 松尾芭蕉、江戸時代の紀行文。
古典文法のポイント
- 係り結び: 「ぞ・なむ・や・か」+ 連体形、「こそ」+ 已然形。
- 助動詞(き・けり・つ・ぬ・たり・り)の意味と接続。
- 形容詞・形容動詞の活用。
漢文
白文(漢字だけ) → 訓読文(送り仮名・返り点付き) → 書き下し文 の3段階で読みます。
返り点の種類
- レ点: すぐ下の1字を先に読み、上の字に返る。
- 一・二・三点: 一→二→三 の順で読む(離れた字に返る)。
- 上・下点: 一・二点と組み合わせて、さらに離れた字に返る。
代表的な作品
- 『論語』: 孔子の言行録。
- 『漢詩』: 李白、杜甫、孟浩然など。
文法
敬語
- 尊敬語: 相手の動作を高める。例: 「いらっしゃる」「召し上がる」「お〜になる」
- 謙譲語: 自分の動作をへりくだって、相手を高める。例: 「申し上げる」「いただく」「お〜する」
- 丁寧語: 「です・ます」「ございます」
紛らわしい品詞の見分け
- 「ない」: 助動詞(書かない) vs 形容詞(少ない = 「ない」と置きかえ可能)
- 「れる・られる」: 受け身/尊敬/自発/可能の4つの意味を文脈で判断。
- 「らしい」: 推定の助動詞 vs 接尾語(らしさ)
