保護者・生徒の方向けの学習のポイント集です。学校で学ぶ範囲ごとに、押さえておきたい学習のポイントをまとめています。
小説
小説の読み方の4ステップ
- 場面をとらえる: 「いつ・どこで・だれが・どうした」。時間・場所・人物を表す言葉を探しながら、場面の区切りを意識して読む。
- 登場人物をとらえる: 性格・境遇・行動・心情・周りの人物との関係から、人物像を立体的につかむ。
- 心情をとらえる: 直接表現/動作/会話/態度・表情/情景描写の5つから読み取る。
- 主題(テーマ)をとらえる: クライマックスで示されることが多い。「登場人物の生きる姿や精神的成長」を通して描かれる。
心情のとらえ方の例
- 動作: 机をたたいた → 怒り
- 会話・口調: 「海だ!」 → 興奮・感動
- 態度・表情: いそいそと出かける準備をした → 期待
- 情景描写: 鉛色の空 → 不安
説明文・論説文
事実と筆者の意見を、根拠を示しながら説明する文章。事実と意見を読み分けるのが最重要。
読み方の4ステップ
- 中心的な話題をタイトルとキーワードからつかむ。
- 各段落の要点(1段落=1要点)を確認しながら読み進める。
- 段落のはたらき(意見・例示・反論など)と相互関係をとらえる。
- 要旨(中心段落+重要語句)をまとめる。中心段落は文章の始めか終わりが多い。
事実と意見の見分け(文末表現)
- 意見: 「〜すべきだ」「〜ではないだろうか」「〜はずだ」「〜と思う」
- 事実: 「〜だ」「〜である」
随筆
体験を紹介しながら、感じたことを自由に述べた文章。題材は日常から社会事件まで多岐にわたります。
- 「体験」と「感想・考え」を読み分け、主題は感想・考えの部分にある。
- 体験には心情に影響を与えるできごと(重要)と影響しないできごと(背景)があるので、影響を与える出来事に注目。
- 慣れないうちは、感想部分に波線を引きながら読むと整理しやすい。
詩
鑑賞のポイント
- 情景をとらえる(季節・時・場所・作者の位置)
- 作者の感動を心情を表す言葉と表現技法からつかむ
- 主題を題名・感動の中心からとらえる
詩の種類
- 言葉による分類: 口語詩(現代の言葉)/文語詩(昔の言葉)
- 形式による分類: 定型詩/自由詩/散文詩
表現技法
直喩・隠喩・擬人法・反復法・倒置法・体言止め・対句(小5の詩を参照)。
短歌・俳句
- 短歌: 五・七・五・七・七の31音。句切れ(や・かな・けりなど)で意味を区切る。
- 俳句: 五・七・五の17音。季語と切れ字(や・かな・けり・ぞ・よ)。
鑑賞は ①情景をとらえる ②感動の中心をとらえる の2点。
古文
古文を読むコツ
- 歴史的かなづかいを現代かなづかいに直す(ゐ→い、ゑ→え、を→お、語頭以外の は・ひ・ふ・へ・ほ → わ・い・う・え・お、など)。
- 古語は今の意味と違うものに注意(「あはれ」=しみじみとした趣、「をかし」=趣がある、「うつくし」=かわいらしい)。
- 主語が省略されることが多いので、誰の行動・発言かを文脈から補う。
敬語の例
- 尊敬語: あそばす(〜なさる)、給う(お〜になる)
- 謙譲語: 申す(申し上げる)、参る(参上する)
- 丁寧語: さぶらふ/侍り(〜ます)
文法
言葉の単位
大きい順に: 文章 → 段落 → 文 → 文節 → 単語。文節の切れ目は「ネ・サ」を入れて読むと分かりやすい。
例) 庭に|一本の|木が|ある。(文節)/ 庭|に|一本|の|木|が|ある。(単語)
10品詞
- 自立語・活用なし: ①名詞(海・家)、②副詞(とても)、③連体詞(小さな)、④接続詞(だから)、⑤感動詞(いいえ)
- 自立語・活用あり: ⑥動詞(食べる/ウ段)、⑦形容詞(美しい/い)、⑧形容動詞(綺麗だ/だ)
- 付属語: ⑨助詞(〜は)、⑩助動詞(〜たい)
動詞の見分け方
- 自立語を探す(文節の頭にあるもの1つ)。
- 「ナイ」「タ」を付けて活用を確認。
- 言い切りの形がウ段で終われば動詞。
文の成分(5種類)
主語/述語/修飾語/接続語/独立語。2つ以上の文節が1つの成分になるときは「連文節」と呼びます(主部・述部など)。
